淡路島映画館再生プロジェクト「シネマキャロット」

プロジェクト概要

シネマキャロットプロジェクトは、淡路島唯一の映画館・洲本オリオンを会場にし、2021年より月に1度の定期上映企画として始めます。月に1度、3日〜1週間程度の興行を行います。
上映する作品は、日本映画をメインとし、低予算の作品からドキュメンタリーまで幅広く。
島の外のシネコンでは観れないもの、島民の方が普段触れないような文化・表現と出会う場とします。

淡路島映画館再生プロジェクト「シネマキャロット」

代表:おおたしほ
メンバー:山中敬子 髙橋睦子 永田睦美
江本暁宣 種市明子 木髙健二 池上亜紀
河合健 倉田雄一朗
協力:洲本オリオン

2021年上映スケジュール

○1月9日(土)~『なんのちゃんの第二次世界大戦』(河合健監督)
二カ月間の上映予定
★淡路島ロケ作品、本作をきっかけにプロジェクトが始動。
淡路島先行公開/3月よりユーロスペース他にて公開作品。
○2月13日(土) ~2月19日(金)『37セカンズ』(HIKARI監督)
○3月13日(土) ~3月19日(金)『精神0』(想田和弘監督)予定

淡路島唯一の映画館 洲本オリオンとは?

戦前、人形浄瑠璃を上演する芝居小屋として誕生。「昭和館」「福助座」を経て、1951年、「洲本オリオン」と名称を改め、映画館に転向する。淡路島には映画館が数館存在する中で、オリオンは洋画専門として親しまれていた。その後、テレビの台頭・映画の衰退により、他の映画館の閉館が相次ぎ、淡路島唯一の映画館となる。
21世紀に入り、島外のシネコンの誕生、DVDレンタルの普及により、次第に客足が遠のき、2013年をもって休館となる。建物自体は、解体せずに年に数回の音楽や演劇のイベントや、企画上映などに使われている。2021年1月9日より、映画『なんのちゃんの第二次世界大戦』が約10年ぶりに1ヶ月を超える長期上映を予定している。

洲本オリオン

代表:野口仁
兵庫県洲本市本町5丁目4-8
1スクリーン/99席/DCP、35ミリ上映設備完備

シネマキャロットプロジェクト代表
おおたしほ

【プロフィール】
1981年、大阪府出身。大学時代は映画研究部に所属。
2016年、「仕事をやめて農家になりたい」と決意した夫と共に淡路島に移住。
夫が農業を始める傍ら、南あわじ市地域おこし協力隊に勤務する。
2年の活動期間を終え、『淡路島YASAIBA』を作り、農薬、除草剤、化学肥料、有機肥料を使用しない野菜づくりを行っている。
2021年公開の『なんのちゃんの第二次世界大戦』(河合健監督)のオーディションに参加し、映画初出演を果たす。

【メッセージ】
「映画」を「映画館」で観たい!!
映画好きの父の影響もあって、当たり前のように身近な存在の「映画」。
当時はビデオテープをレンタルしてきたのを観て留守番していた幼少期。
【ゴジラ対キングギドラ】を父と映画館で観て以来、映画館の雰囲気にはまる。
それ以降、映画を映画館で観たいと思っているのですが、
淡路島に来て5年、全く身近でなくなった映画館。
昨年出会った河合監督と話をするなかで急浮上した【映画館再生の話】
淡路島では観ることができなかったミニシアター、毎月の定期上映。
まだ何も生まれていない私たちの【映画館再生プロジェクト】。
種をまいてみますので、どうかみなさん、水やりをお願いします。